私自身、ジャズを演奏したことはないのですが、
アマチュア演奏家の一人ですから、
主人公の大たちが抱える気持ちがよく伝わってきました。
中でも、雪折には共感する部分が大きかった。
私の場合は、歌がほとんどですから、
雪折がぶち当たった、セオリー通りの演奏では
本当の感動は聴き手に伝わらない、という壁は、
痛いほどよく分かりました。
もっとも、私の場合は、そういうことを言ってくる指導者が
とても嫌いだった。
音楽には、やはり正確な音程とリズム、他の奏者との調和は欠かせない。
大人になった今では、言いたいこともよく分かりますがね。
それにしても、理論も技術もなくても、
聴き手の心をとらえて離さない演奏ができてしまう大は、
本当の「天才」であり、「プレイヤー」なのだと思います。
ジャズに限らず、音楽の世界では、こういう奏者が必ずいるものです。
実に羨ましい!
まだ完結していない作品ですから、今後の展開が楽しみです。
ただ、一つだけ苦言を言わせていただきます。
主人公である、大の物語であるこの作品。
進行上仕方のないこととはいえ、
雪折の右手を奪ったことは、
主人公である、大の物語であるこの作品。
進行上仕方のないこととはいえ、
雪折の右手を奪ったことは、
同じ奏者として、到底受け入れ難いたことだと
思っています。
思っています。
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